全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。
私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。
普段の生活にお役立ていただけたら幸いです。
よろしくお願いします♪
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こんにちは😁
管理栄養士の花村です🌸
暑さが続きますがみなさま体調など崩されえていないでしょうか?😥
今回は便秘についてお話ししたいと思います🙂
近年では便秘症の人が増えています。
2022年(令和4年)の国民健康・栄養調査では、便秘と感じている人は男性2.8%、女性4.4%です。
60歳以下では女性が多いですが、70歳以降では性差がなくなる傾向です。
便秘は朝食の欠食、無理なダイエット、加齢にともなう生理的変化が主な要因となります。
便秘の種類は2つあります。
⭕️急性便秘
いつもと違う出来事に遭遇したり、旅行などで環境が変化したときに一時的に起こる便秘を急性便秘と言います。生活が元に戻って原因がなくなれば自然に治ります。
⭕️慢性便秘
健康を害するもとになる病的な便秘です。
慢性便秘には、食物繊維不足や朝食抜き、運動不足などの日常生活が原因になる「弛緩性便秘」とストレスや自律神経失調などが原因になる「けいれん性便秘」、大腸の腫瘍、炎症、癒着などが原因になる「疾患による便秘」がありまる。
便秘を解消するためのポイントについてお伝えします‼️
①朝食をしっかり食べましょう
朝食は、ただ単に1日3食のうちの1食ということだけではありません。
体の中の老廃物や有害無益な物質を体外に排出させるという大変重要な役割を持っています。
朝食後に便意を催すことが多いと思いますが、この機を逃がさないことが肝心です。
②食物繊維をたくさん取りましょう
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性の食物繊維は果物や海藻、こんにゃくなどに多く含まれています。
これらの食物繊維は便の中に溶け込み、便を軟らかくして腸内の通過をよくします。
不溶性の食物繊維は、豆類、根菜類、野菜類、きのこ類などに多く含まれ、
腸のぜん動を活発にして便を押し出す効果が期待できます。
③ビフィズス菌で腸の働きを活発にしましょう
腸内細菌であるビフィズス菌は、ヨ-グルトや乳酸飲料に含まれています。
このビフィズス菌を体内で増やす働きをするのがオリゴ糖で、味噌や納豆などの発酵食品も同様の働きをするといわれています。
④朝決まった時間に排便の習慣を付けましょう
朝、あまり慌ただしいと、便意が起きてもトイレに行かないうちに忘れてしまいます。
快便を得るためには、毎日規則的にトイレタイムを持つことです。
⑤毎日規則正しい運動をしましょう
運動は腸の働きを活発にさせます。腹部のマッサ-ジも効果があります。
夏は汗をたくさんかくため脱水状態になりやすく便秘になりやすい時期です。
水分補給をこまめにし今年の夏も便秘も乗り切りましょう😳💦☀️
また便秘の背景には栄養バランスの乱れや、咀嚼(よく噛む)習慣の欠如も影響しています。 噛むことは、腸のぜん動運動にも刺激を与えるので、「しっかり噛んで食べる」ために歯を大切にしましょう!!