チョコレートは虫歯になりやすい??

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです🍙

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです😌よろしくお願いします💫

こんにちは。管理栄養士の山本です。2月14日はバレンタイデー❤️ですね!ドキドキしている方、そうでない方さまざまかと思いますがこの時期チョコレートを食べる機会が多くなるかと思います。そこで、今回はチョコレートと虫歯の関係についてお伝えしたいと思います🍫👄

チョコレートを食べると虫歯になりやすいイメージを持つ方が多いと思います。しかし、実際は虫歯の原因はチョコレートではなく、“砂糖”です。砂糖がお口の中に残っていると、歯の表面やすき間に住むミュータンス菌が糖質を分解して歯垢(プラーク)を作り出します。プラークは糖を発酵させて酸を作り出し、その酸が歯の表面を溶かしていきます。つまり、チョコレートに限らず、甘くて美味しいお菓子には砂糖がたっぷりと含まれているため、注意が必要です❗

チョコレートといってもミルクチョコレート、ビターチョコレート、ブラックチョコレートなど種類はさまざまです。苦味のあるチョコレートもありますが、これはチョコレートに含まれるカカオの含有量が多いためです。最近の研究によると、チョコレートやココアに含まれているカカオポリフェノールは虫歯になりにくいという報告があります。反対にミルコチョコレートなど甘みの強いチョコレートは砂糖が多く含まれているため、虫歯になりやすいと言えます。チョコレートを選ぶ際はカカオ含有量が高いものを選ぶと良いですね😊

また、現在は「歯医者さんが作ったチョコレート」というものもあります。この商品の特徴は、虫歯の原因である砂糖を使わず、“キシリトール100%”で甘みをだしていることです。キシリトールは、お口の中の菌で発酵することがないので酸を作りません。さらに、キシリトールは、虫歯菌の成長を抑え、歯の再石灰化を進めます。そのため、キシリトールは「虫歯を予防する」に加え「歯を強くする」働きが期待できますね🌷

こちらが実際の写真です📷このチョコレートは当院でも取り扱っております。食品ですので患者さんに注文を頂いてから発注をしております。お渡しまでに数日いただきますが、興味がある方はぜひお声がけください🙇

以上、チョコレートと虫歯の関係についてお伝えしました。

チョコレートに限らず、甘いものを食べた後にはなるべく早めに歯磨きをするよう心がけましょう!

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