風邪に負けない体力づくり 免疫力アップ〜腸内環境を整える〜

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。普段の生活にお役立ていただけたら幸いです。よろしくお願いします♪

こんにちは。管理栄養士の山本です。寒い日が続いていますが皆様体調は崩されていませんか❓冬場になると風邪などで体調が優れない方も多くいらっしゃると思います。今回はそんな時に読んでいただきたい、免疫力アップの方法についてお伝えします。

免疫力を上げるために睡眠や運動、食事等さまざまな方法がありますが、今回は”腸”に注目してお伝えします。実は、免疫細胞は60〜70%腸にあると言われているほど免疫と”腸”は密接に関係していて、腸は免疫力を上げるにあたってとても重要なポイントです。具体的には以下のような食生活を日常生活の中で意識してみましょう😁

①発酵食品を摂取する🧀:発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌を取り入れることで、善玉菌が増殖します。代表的な食品は、納豆、ヨーグルト、チーズ、漬物、味噌、キムチです。ただ、乳酸菌は腸内に定着することができないので、毎日継続的に摂ることが大切です。

②食物繊維を摂取する🍠:食物繊維も善玉菌を増やす役割をします。腸を刺激して便秘を解消する役割も果たします。便秘は悪玉菌が増える原因にもなるため、食物繊維が入った食品を食べると「悪玉菌を減らす」と「善玉菌を増やす」の相乗効果が期待できます。代表的な食品は、ごぼう、キャベツ、レタス、豆類、芋類、きのこ類、海藻類です。

③脂質とタンパク質を摂りすぎない🍫:発酵食品と食物繊維は善玉菌のエサに、脂肪とタンパク質は悪玉菌のエサになると言われています。腸内で悪玉菌が増えると相対的に善玉菌が減ってしまうので、脂質とタンパク質の摂りすぎには気をつけましょう。

④バランスの良い食生活を心がける🍱:先ほど脂質とタンパク質を摂りすぎないと述べましたが、全く摂らないのも問題です。脂質はエネルギーの保存に役立ち、タンパク質は免疫細胞を活性化させる働きもあります。そのため、さまざまな食材をまんべんなく摂取してバランスの良い食事をすることが大切です。

その他にも細菌に入り口となるお口のケアをしっかりすることもとても重要です。お食事の後には丁寧に歯磨きを行い、腸内環境もお口の中も綺麗にして元気に過ごしましょう💪🏻