いい歯(11月8日)の日🦷

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです。

よろしくお願いします♪

*************************************************************************************************************

みなさん11月8日は何の日かご存知ですか?

日本歯科医師会が1993年(平成5年)より設定した11月8日を「い(1)い(1)歯(8)」と定めた1日です。この日に合わせて国民へのさまざまな歯科保健啓発活動を行っています。 

今回は”いい(良い)歯”をつくるための”良い食べ方”を管理栄養士の視点からお伝えします。

🍙規則正しい食習慣は虫歯になりにくい🍙

食事をすると誰でも唾液が酸性に傾きます①。その結果、歯の表面のカルシウムが唾液の中に溶け出します②。しばらくすると(およそ1時間)だ液の中和作用で酸が中和され、唾液の中に溶けていたカルシウムが歯の表面に戻ってきます③。この現象を「脱灰」と「再石灰化」と呼びます。

 

 

 

 

規則正しい食生活の場合…食事により歯は一時的に溶解(脱灰)しますが、時間とともに歯垢のpHは中性となり再石灰化(修復)が起こります。そのため、虫歯になりにくいと言われています。⬇️⬇️

 

 

 

 

 

 

一方で、間食が多い食習慣の場合…1日のうちで歯の溶解時間が長くなり、再石灰化(修復)の時間が少なくなるため、虫歯になりやすいとされています。⬇️⬇️

 

 

 

 

 

このように、規則正しい食生活を意識することで良い歯を守ることができるのです。

虫歯になってしまうと悪化した場合、歯を失い、噛んで食事がしにくくなり、食事量が減り、栄養不足になるといった悪循環が生まれます。

食事の後に歯磨きをすることはもちろんですが、だらだら食べや間食、夜食を控えて規則正しい食生活を心がけましょう。