“噛む”ことの大切さについて

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです💐

よろしくお願いします😊

こんにちは。管理栄養士の山本です。皆さん毎日お忙しい日々をお過ごしかと思いますが、食事中はしっかり噛んでべていますか❓よく噛んだ方が良いというのは何となく分かってはいるけれど実際は何が良いのでしょうか・・・❓噛むことによって具体的にどのような良いことがお伝えしていきます。

 

◎食事を味わい、しっかりと栄養摂取をすることができる🍚

噛むことによって柔らかいものから硬いものまで食べることができ、不自由なく食事を楽しむことができます。また、人間に必要な栄養素である肉、魚のたんぱく質や野菜のビタミンや食物繊維などはしっかり噛んで食べることで摂取でき、栄養バランスを保ち、免疫機能の低下を防ぎます。

◎老化や認知症の防止💪🏻

噛むことによって刺激が脳へ直接伝わり、脳が活性化され、認知症の防止に繋がります。また、噛む力が強いと筋肉の低下を予防することができるため、高齢者の転倒や寝たきりの防止になります。

 

◎唾液の分泌促進👄

しっかり噛むことによって唾液の分泌量が増えます。唾液には洗浄作用や殺菌作用があるため、口腔内の洗浄や細菌の繁殖を防ぐ役割も果たします。また、よく噛み砕いた食物を唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすい塊にすることによって胃の消化酵素が働き、消化吸収がよくなります。

 

◎肥満防止👌

噛むことによって分泌された唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれています。このアミラーゼが食べ物に含まれるデンプンなどを糖に分解してくれます。それによって血糖値が上がるため、満腹中枢が働き、食べ過ぎを防ぐことができます。

 

◎スポーツとの関係も‼

噛む力が強いほど瞬発力や敏捷性が優れているということが研究の結果で明らかになっています。歯を噛みしめることによって瞬間的に全身の筋力を向上させることができるのです。また、噛む力が強いと血の巡りが良くなり脳が活発に動くため、判断力も向上します。

10月は食欲の秋🎃🍂旬の食材の中にはレンコンやごぼう等、食物繊維が豊富でよく噛むとより美味しい食材がいっぱいあります。毎日の食事選びの中でぜひ意識してみてくだい。そして、噛む回数は1口30回を目安に噛んでみてください。現代人は1口10~20回噛んでいると言われているので今よりプラス10回くらいを目安に、噛む回数を意識してみましょう!

 

さらにスポーツの秋!当院では最近、スポーツをする方へスポーツマウスガードの作成も開始しています。ご興味のある方はぜひお声がけください🙌