カフェインは体に良い??

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです。

よろしくお願いします♪

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こんにちは😁歯科管理栄養士の瀬野です。

今回は”カフェイン”の摂取についてお伝えします。皆さんの中には毎日コーヒーを飲まれる方もいらっしゃるのではないのでしょうか。カフェインが含まれているもので代表的な飲み物がコーヒー、その他は紅茶、緑茶、エナジードリンク、コーラなどがあります。

ではカフェインを摂取すると体にはどのような影響があるのでしょうか。

【メリット】

・カフェインの適度な摂取(1日300mg~400mg コーヒーなら3~4杯分)は心臓疾患リスクの低下や、集中力の向上などの有益な効果があると言われています。

・コーヒーには抗酸化物質や、血圧の低下に役立つカリウムも含まれています。

・ある研究では、カフェインが運動能力を高めることを示しています。

【飲み過ぎても大丈夫?】

一方で、カフェインを1日600mg以上摂取すると、不安や胃のむかつき、血圧の上昇の原因になることがあります。

また、就寝前6時間以内のカフェインは睡眠を妨げ、排尿の必要性も出てきます。

【歯科との関係】

コーヒーを飲むと歯が黄ばんだり茶色くなったりしますが、それはコーヒーの色がそのまま着色したわけではありません。コーヒーに含まれるカフェインが、歯の表面のタンパク質の膜である「ペクリル」と結合してステインになり、着色汚れに繋がります。

この「ペクリル」は、歯のエナメル質を守ったり再石灰化を促進したりする役割がありますが、食べ物の色素や食べかす、細菌などが付着しやすい特徴があり、カフェインと結合するその色素などが付着しやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

コーヒー1杯(100ml)にカフェインはおおよそ60mg含まれています。適量の摂取は問題ないですが1日5杯以上は飲まないよう気をつけましょう☕️

また、着色が気になる方はカフェインを多く含む飲み物を避けるか、飲んだ後はなるべく早めに歯磨きをする、歯医者での定期的なクリーニングを受けましょう🦷