骨の成長に必要な栄養素①

************************************************************************************************************

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです😁

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです✊🏻

よろしくお願いします♪

************************************************************************************************************

こんにちは歯科管理栄養栄養士の瀬野です🌞

5月5日は「こどもの日🎏」ということで今回は、成長期のお子様に特に意識して摂っていただきい栄養についてお伝えします。

突然ですが、皆さんは骨の量は20歳頃ピークに達するというのはご存知ですか?🤔

この図のように、骨量が増えるのは成長期であり、最大骨量は成長期で決まると言われています。また女性は、閉経後から女性ホルモン減少の影響により、骨粗鬆症のリスクが高まると言われています。そのため、成長期にから骨粗鬆症の予防は始まっています!

今月は骨の成長に必要な栄養素である「タンパク質」と「カルシウム」について詳しく紹介します🙌

「タンパク質」

骨を鉄筋コンクリートのビルの例えると、コラーゲンが鉄筋の柱を形成し、その周りにカルシウムなどのミネラルがコンクリートのようにはりついた構造をしています。骨に強度や柔軟性があるのは、コラーゲンがあるためです。コラーゲンの生成にはタンパク質、ビタミンC、鉄という栄養が必要です。コラーゲンは20代を超えると徐々に減少し始めると言われているので成長期の子どもも、大人にとってもタンパク質の摂取はとても重要です。

「カルシウム」

カルシウムは体内で最も多いミネラルで約99%は骨や歯に存在します。ところが特に女性や子供は食事から十分なカルシウムを摂れていません。カルシウムの補給というと牛乳で摂ろうと思う方も多いかもしれません。しかし、牛乳の飲みすぎは鉄の吸収を妨げ、鉄不足を招いてしまうこともあります。カルシウム補給としては小魚の煮干しなどを粉砕して出汁として味噌汁に入れたり、干しエビをふりかけなどに利用してみたりするのも良いでしょう!

その他、骨の成長に必要な栄養素としてマグネシウム、ビタミンD、ビタミンK、亜鉛が挙げられるので、来月解説いたします✨