じっとしていても汗ばむ程、連日厳しい暑さが続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか??
歯科衛生士の前田です?
この度の西日本豪雨により被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。
ニュースなどで現状を知るたび、同じ広島に住む者として何か少しでもお力になれた
らと思い、ここに幾つか災害時の口腔ケアについてご紹介させて頂きたいと思います。
災害には様々なものがありますが、
いずれもいつ、どこで起こりうるか分かりません。
避難生活が長引くと口腔ケアは後回しになりがちですが、口腔ケアを行うことが
誤嚥性肺炎の予防にもなります。また、食生活の変化により子供の虫歯の多発や、
歯周病の悪化に伴い、糖尿病疾患の症状の悪化の予防も挙げられます。
?災害時の口腔ケアとしては、
??お水が不足している場合
①コップに約30mlのお水を準備
②そのお水で歯ブラシを濡らして歯磨きを開始します
③歯ブラシが徐々に汚れてきますので、ティッシュペーパー(あればウェットティッ
シュ)で歯ブラシの汚れを出来るだけ拭き取り、また歯磨きを小まめに繰り返します。
④最後にコップのお水で2?3回すすぎます。
一気に含むのではなく、分けることで綺麗に落ちます
??歯ブラシがない場合
①食後に少量のお水やお茶でしっかりうがいをします
②ハンカチなどを指に巻きつけて歯や歯ぐき、入れ歯についた汚れを取ります
??唾液を出す
唾液にはお口の中を洗い流す働きがあります。よく噛んで食べたり、あごの付け根=耳
の真下の部分をマッサージしたり温めることで、唾液が十分に出ます。
備えあれば憂いなし!なので、日頃から防災セットの中に、
・歯ブラシ
・コップ
・マウスウォッシュ
・歯間ブラシや糸ようじ
を入れておくと便利です?
口腔内を綺麗にすることは命を守ることにも繋がります。災害時こそ、口腔ケアを行い、健康を維持できることが私達の願いです。