全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きるスタートであり土台です。
私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣など、様々なテーマで毎月ブログにてお届け致します。
普段の生活にお役立ていただけたら幸いです。よろしくお願いします♪
みなさんこんにちは!管理栄養士の山本です。
今回は🦷✨お口の健康と「美肌成分」の関係についてお話しさせていただきます!
その美容成分とは、、、「コラーゲン」と「エラスチン」です!
美容の話題でよく耳にする「コラーゲン」や「エラスチン」。これらは、お肌のハリや弾力を保つために欠かせない成分として知られています。
実は、これらの成分はお肌だけでなく、お口の健康、特に歯茎(歯肉)や顎の骨など、お口の組織の健康を維持するためにも非常に重要な役割を果たしているのをご存知でしょうか?
今回は、歯科栄養士の視点から、コラーゲンとエラスチンの違いとその役割、そして健康な口元を保つためのヒントをご紹介します!

1. コラーゲンとエラスチンの役割の違い
コラーゲンとエラスチンは、どちらも体内の結合組織に存在するタンパク質の一種ですが、それぞれ異なる役割を持っています。
🔹 コラーゲン:土台となる「ハリ」の成分
- 役割: 組織に強度と構造を与える役割を担っています。体内の全タンパク質の約3分の1を占め、繊維状で組織を支える強固な土台となります。
- お口の中での働き: 歯茎(歯肉)や、歯と骨をつなぐ歯根膜、そして顎の骨の主成分です。丈夫な歯茎や骨を維持し、歯をしっかりと支えるために不可欠です。
🔹 エラスチン:伸縮性を生む「弾力」の成分
- 役割: コラーゲン繊維を束ね、組織に伸縮性と弾力性を与える役割を持っています。ゴムのような性質で、伸びても元に戻る力を生み出します。
- お口の中での働き: 歯茎や血管などに存在し、コラーゲンの構造に弾力性をプラスします。これにより、噛む力などの外部からの力に対して組織がしなやかに対応し、傷つきにくく、元の形に戻りやすい状態を保ちます。
2. コラーゲンとエラスチンが減少するとどうなる?
これらの成分は加齢や紫外線、酸化ストレス(活性酸素)などによって、量や質が低下してしまいます。お肌のシワやたるみとして現れるように、お口の組織でも以下のような影響が出やすくなります。
- 歯茎の弾力低下と下がり: 歯茎がハリを失い、プヨプヨしたり、下がってきて歯が長く見えたりする原因の一つになります。
- 組織の回復力低下: 炎症や傷が治りにくくなることがあります。
- 歯周病のリスク増大: 歯周組織の土台が弱くなると、歯周病の進行を早める要因にもなりかねません。

3. 歯科栄養士からのアドバイス:食事と生活習慣でサポート!
コラーゲンとエラスチンは、体内で新しく作られています。その生成を助け、守るために、日々の食事と生活習慣が重要です。
食べ物でいえば動物性食品(鶏皮、スジ肉、魚の皮など)に含まれます。しかしこれらは日常的に大量に食べるのは難しく、また、食べたコラーゲンがそのまま利用されるわけではないという報告もあります。
なので効率よく摂取するために、コラーゲンやエラスチンの生合成を助ける栄養素を合わせて摂取することが大切です!
✅ 吸収をサポートする栄養素
1.タンパク質(コラーゲン・エラスチンの材料)
→肉、魚、卵、大豆製品など、良質なタンパク質を毎食しっかり摂りましょう。

2.ビタミンC(コラーゲンの生成に不可欠)
コラーゲンを作る工場で働く、いわば必須の作業員です。 野菜や果物(パプリカ、ブロッコリー、柑橘類など)から積極的に摂りましょう

3.鉄・亜鉛(生成に必要なミネラル)
→コラーゲンやエラスチンの生成をサポートします。赤身の肉、貝類、ナッツ類などをバランス良く取り入れましょう!

✅ 破壊を防ぐための生活習慣
- 抗酸化作用のある食品を摂る: 活性酸素はこれらの成分を破壊します。色の濃い野菜や果物(β-カロテン、ビタミンE、ポリフェノールなど)を摂り、酸化ストレスから体を守りましょう。
- 規則正しい生活と良質な睡眠: 成長ホルモンは、新しいコラーゲンなどの生成を促します。
- ストレス管理と禁煙: ストレスや喫煙は、活性酸素を増やし、組織の老化を早めます。
コラーゲンが**「強固な柱」、エラスチンが「しなやかなバネ」**として、両者が協力し合うことで、お口の組織は丈夫さと柔軟性を保っています。
歯科の観点から見ても、これらの成分をサポートする食生活と生活習慣は、いつまでも若々しく健康な口元を維持する上で非常に大切です!なのでみなさんも意識してとりいれてみてください!








1日にとるべき亜鉛の量は年齢によっても異なりますが、成人男性で10~12mg、女性で8mgだと言われています。ですのでこの量以上は注意が必要です。














