知覚過敏について☝️

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです。

よろしくお願いします♪

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こんにちは😀歯科管理栄養士の瀬野です🦷

今回はみなさんの多くが経験したことのある知覚過敏についてお話します。

【知覚過敏とは】

私たちが一般的にいう知覚過敏とは「象牙質過敏症」です。う蝕や歯髄炎などがないのに、冷たいもや熱いものを口にしたとき、風が当たった時、ブラッシング時などにしみて、一過性の痛みを感じます。原因としては、強いブラシングや歯周病などで歯肉が退縮して象牙質が露出したり、歯ぎしりなどが歯にひびが入ったりすることなどが挙げられます 

 

 

 

 

 

 

 

【知覚過敏とストレス】

基本的には象牙細管が封鎖されて外からの刺激が遮断されれば痛みも消失されるはずです。しかし、さまざまな処置をしても治らないケースも多いのではないのでしょうか。痛覚の経路はいくつかあります。痛みがあると、患部が気になって仕方がなかったり、不安になったりします。これは、痛覚が自律神経系と密接な関係にあるからです。自律神経系のバランスが崩れて知覚過敏を発症している可能性があります。自立神経はストレスや生活習慣の乱れでバランスが崩れてしまいます。

そこで今回は・・・

知覚過敏と関係しているストレスを和らげる方法についてお伝えします。

ストレスを抑えるホルモンにセロトニンがあります。セロトニンが作られるためにはトリプトファンとナイアシンという栄養素がポイントです。

他にも自律神経の鞘を作るのにビタミンB 12が必要ですし、末梢神経の代謝にはビタミンB1、セロトニンを作る際にはビタミンB6や鉄の摂取も重要になります。

具体的な食事のポイントです。

🌱トリプトファン摂取のためにタンパク質の多い食材を取り入れる

→鶏胸肉、チーズ、大豆製品など

🌱ビタミンB群(とくにナイアシン)の多い食材を摂取する

→豆類、乳製品、肉類、緑黄色野菜、レバー、魚類など

🌱経血量が多い方は鉄の多い食材を

→レバー、イワシ、カツオ、赤身肉など

🌱ビタミンB1が不足しがちになるため、糖質の摂取を控える

いまでは4人に1人が知覚過敏症と言われるほどです。原因はさまざまですが、「よくあること」「そのうち治る」と思ってしまい、重要視されないこともよくあると思います。

今回ご紹介した食事のポイントは知覚過敏だけではなく、体調を整えるという点でもメリットがありますのでぜひ参考にしてみてください!