食事と口内炎

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです🔅

よろしくお願いします♪

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みなさんこんにちは。歯科管理栄養士の瀬野です😊

多くの方が一度は口内炎を経験したことがあるかと思います。

今回は口内炎と食事についてお伝えいたします🍁

口内炎は一般的に認知度の高い疾患ですが、一口に「口内炎」といってもさまざまな種類があります。

ウイルス性のものや、口内炎だと思っていたら実はがんだったという場合もあり、見極めが難しいことがあります。また、なかには服用中の薬剤が原因となっているケースもあります。

今回は臨床の場で多く見られる”アフタ性口内炎”について食事や栄養面についてご紹介します。

【アフタ性口内炎とは】

直径0.3~1cm程度の円形または楕円形で、灰白色または黄白色の偽膜で覆われ、縁は赤くなって痛みを伴います。通常は1~2週間ほどで治癒します。実は原因がはっきりしていません。食事やブラッシングの際に粘膜を損傷してしまった箇所から口腔内の細菌に感染してできたり、ビタミン不足や睡眠不足、ストレスなどさまざまな要因が重なって発生すると考えられています。

 

 

 

 

 

 

『口内炎を改善できる栄養素』

口内炎がよくできる場所は、頬粘膜や舌、歯肉なので粘膜の強化を意識し、ストレスに負けない身体を作るための栄養素を中心に摂取すると良いでしょう。

🌼ビタミンB2:粘膜を保護する働き

食材例)豚レバー、鶏レバー、うなぎ、納豆、アーモンドなど

🌼ビタミンB6:アミノ酸を代謝して皮膚や粘膜を生成する働き

食材例)カツオ、マグロ、サケ、鶏肉、玄米、バナナなど

🌼ビタミンA:皮膚や粘膜の健康維持に大きく関わっている

食材例)豚レバー、鶏レバー、かぼちゃ、人参など

🌼ビタミンC:ウイルスに対抗するインターフェロンを増やす働きがある

食材例)ブロッコリー、柑橘類、緑茶など

特に女性の場合、生理による鉄不足が口内炎の原因となることがあります。このため、レバーや赤身肉、イワシなど鉄分の多い食材も口内炎の改善に役立ちます🐟

また、ビタミンBやビタミンCは水溶性ビタミンなので、こまめに摂取することがおすすめです。

ビタミンBはお互いに助け合って働くので、サプリメントで摂取する場合は単体ではなくビタミンB群として摂取するのが効果的です💊

当院でもサプリメントを扱っておりますのでご興味のある方はスタッフにお声がけください!