栄養成分表示の見方

全身の入り口であるお口の中に入るもの、つまり食べ物や飲み物は、生きる土台でありスタートです。

私たち「歯科で働く管理栄養士」が、歯のお話や食事、生活習慣についてなど様々なテーマで毎月ブログにてお知らせ致します。

普段の生活にお役立ていただけたら幸いです。

よろしくお願いします♪

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みなさんこんにちは☺️歯科管理栄養士の瀬野です🐶

皆さんはコンビニやスーパーで買い物をする時に、商品に書いてある栄養成分表示を見ることはありますか?

何気なく目にしている栄養成分表示ですが、実際はどのような情報が記載されているのか、今回は栄養成分表示を読むポイントについてお伝えします🍱

❓栄養成分表示とは❓

容器包装に入れられた加工食品には、栄養成分表示を記載することが義務づけられました。具体的には、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量が必ず表示されています。この5つの項目は、生きていく上で欠かせないものであり、日本人に多く見られる生活習慣病とも深く 関わっています。栄養成分表示を参考に商品を選んで、必要な栄養素を過不足なくとり、健康の維持、増進に役立てましょう。

 

 

 

 

 

 

【表示単位の確認】

栄養成分表示は、100gあたり、100mlあたり、1個当たり、1食あたりなど、それぞれの単位ごとに表示されています。表示単位は商品ごと異なるので、商品を選んだり食べるときは確認しましょう。

(1)エネルギー

エネルギーは生きるため、体を動かすために使われます。「肥満」や「やせ」の予防のため、エネルギーを確認して選びましょう。

(2)たんぱく質

骨や筋肉をつくったり、酵素やホルモンの材料になるなど、生きていくうえで欠かせない栄養素です。たんぱく質を多く含む食品・・・肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など

(3)脂質

細胞膜の材料になり、エネルギー源でもある一方で、摂り過ぎると肥満や心疾患のリスクを高めます。脂質を多く含む食品・・・脂身の多い肉、油、マーガリン、バターや油を多く使った揚げ物やスナック菓子、洋菓子

(4)炭水化物

体の最も重要なエネルギー源で、脳の主なエネルギーです。摂り過ぎると体内で脂肪に変わり、肥満の原因になります。炭水化物を多く含む食品・・・ごはん、パン、めん、芋、砂糖、砂糖を多く使ったジュースや菓子

(5)食塩相当量

食塩相当量とは、食品中のナトリウムの量を食塩量に換算したものです。ナトリウムとは、身体の浸透圧を調節するなど、生命の維持に欠かせないミネラルですが、とり過ぎると高血圧や胃がんなどの病気になるリスクが高まります。

成人の1日当たりの食塩摂取目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満です。

✅栄養成分表示の活用例

最近体重も増え始め、健康診断で血圧が高めと言われた場合、どちらを選びますか?

 

 

 

 

B弁当はA弁当と比較して、脂質と食塩相当量だけでなくエネルギーも少なく、さらにたんぱく質はしっかり摂れることがわかります。

このように普段から「栄養成分表示」を見る習慣を身に付け、バランスの良い食事を基本に自分に合った食品を選び、健康づくりに役立てましょう。